参加型保全専門家:坂井 茂雄 (さかい しげお)
派遣期間:2002.3.22〜2005.3.21

坂井 茂雄東京で生まれ、高校時代まで群馬県に育ちました。現在、「現在、「ラック計画研究所」(株)に所属し、2002年3月から2年間の派遣期間で、環境管理や参加型保全の仕事をしています。今回の仕事が、ボルネオ(サバ州)での始めての仕事ですが、以前はアフリカに合計約6年間、アメリカに約10年間住んでいました。

今回のプログラムでは、公園管理コンポーネントに所属しており、サバ公園局にて参加型保全専門家として活動しています。仕事は、クロッカー・レンジ公園において、公園を取巻く社会経済の枠組みや周辺の地域社会/住民の参加による持続的な保護区保全を実施することです。このような取組みが必要なのは、長期的な保全のためには、関係者のコンセンサス形成が必要不可欠だからですが、クロッカー・レンジ公園の場合、周辺住民による「焼き畑農業」や「狩猟」、公園のすぐ近くまで進出し始めた「油ヤシのプランテーション」などが、保護区保全への脅威となりつつあり、これらの問題の緩和が公園管理の大きな課題となっているからです。

人類による天然資源の利用・搾取と、持続的な環境保全を両立することは、現在、様々な地域・社会で大きな課題となっています。人間のより良い暮しや産業の発展のために、自然が破壊され、回復不可能な状態まで悪化させてしまう場合があります。熱帯原生林の急激な伐採とその後の不適切な土地管理なども、大きな問題として取り上げられますが、ボルネオは、「ホット・スポット」と呼ばれる、特に配慮が必要な地域になっています。その意味で、大げさなようですが、私達の取組みが、「人類と地球の、より良い明日のために」少しでも貢献することを祈り、環境保全に対する使命感を持ち、ここで仕事をしています。

以上
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