短期専門家の活動を終えて  新井 伸昌(生態学)


写真1 一番左が筆者

 このたび、JICA・BBECの短期専門家(生態学)としてサバ大学熱帯生物保全研究所にやってきました。今年の9月まで大学で森林生態学を学び、調査・研究をしていました。日本では主にブナ林や針葉樹林といった冷温帯林で仕事をしていました。そのため、自分にはこちらのような熱帯林(常緑広葉樹林)の風景や構造といったものすべてが真新しく新鮮で、森の中に入るときはいつもワクワクしています。


写真2 クロッカー山脈公園内での永久調査区設置作業の様子

 私の仕事はクロッカー山脈公園内における森林や生態系に関するデータ収集のための永久調査区の設置と設置における現場での指導です。こちらに来てから2つの永久調査区を設置しました。特に2つめの永久調査区設置においては、フィールドトレーニングの意味も含めて現場に携わる人に任せた状態(自分は適宜アドバイスをするだけ)で調査区を設置することができました。この先、自分がいなくなったとしても、彼らが自分自身で考え、彼らだけでも調査区を設置することができる(かな!?)と思うと非常にうれしく、またやってきてよかったなぁと感慨深くなります。今後も彼らが自分たちの力で継続的に永久調査区を設置・調査し続けられることを節に願うところです。

上へ
閉じる

JICA