BBEC終了時評価調査結果のご報告
松永龍児(チーフアドバイザー) 

 8月14日から9月7日まで、終了時評価調査団がBBECの最終評価のためサバを訪れられました。勝田JICA地球環境部第1グループ長を団長とする日本側評価調査団とレズアンEPU(マレーシア経済企画院)環境担当副局長を団長とするマレーシア側評価調査団の合同評価の形で評価が行われました。日本側評価調査団は、BBECで実施している4つのコンポーネントの実施先であるサバ大学、サバ州公園局、サバ州野生生物局、サバ州科学技術室を訪問し、マレーシア側の関係者や日本人専門家の意見を聞くとともに、実際の現場であるクロッカー山脈公園で、サバ大学とサバ州公園局とが連携して行っている熱帯植物永久調査区を視察し、サバ州の東側に位置するセガマ川下流域野生生物保護区での名誉野生生物官の活動やダガット村でのエコツーリズムの実態を視察しました。その後マレーシアの評価調査団も交え、コンポーネント長会議、プログラム運営委員会を経て調査結果をまとめた報告のミニッツ署名の運びとなりました。調査結果の概要は以下のとおりです。

研究教育、公園管理、野生生物生息域管理、環境啓発の4つのコンポーネントがそれぞれの目標を達成、もしくは達成見込みと判断される。

各コンポーネントの活動範囲内において、恒久的な枠組みにかかる準備をしており、活動はプログラム終了後も継続されると思われる。プログラム全体としては目標達成のため、組織的枠組みの確立に関して詰めの作業を行っているが、コンポーネント間の更なる話し合いが引き続き必要である。

提言および教訓プログラム全体では、現在準備段階の「統合化の組織的枠組み」を示した文章が、プログラム終了までに、実際に取りまとめられるべきであるほか、プログラム終了後には、4コンポーネントを統合化する組織的な枠組みが確立、維持される必要がある。

また、BBECの実施によって得られた、数多くの機関が協力・調整を行いながら一つの目標を達成するという協力モデルはマレーシアの他州でも適応する事が望まれる。

BBECも残すところあと5ヶ月をきりましたが、12月には国際会議も控えていて追い込みの時期となっています。

評価調査団の提言をもとに最後までサバの自然保護のためにマレーシア、サバの人とともにできる事をやって生きたいと思っています。

上へ
閉じる

JICA