テレビ会議による日マ学校間交流で環境教育を促進
2004/8/2
田儀 耕司
7月29日に、東京学芸大学附属世田谷中学校(以下、世田谷中学)とSMK SANZACとの間でテレビ会議が開催されました。

このテレビ会議は世田谷中学側の総合学習の一環として提案があり、サバ側の生徒たちの自然環境保全意識を高める絶好の機会と思い、テーマを環境問題にすることで受け入れることになりました。

提案があったのは6月上旬。時間はあまりありませんでしたが、まず、サバ側の学校を決めるのにかなり時間がかかりました。教育局の担当者が会議で捉まらず、候補となる学校の名前を知らせてもらうまでに3週間かかりました。今回、テレビ会議を行うことになったSMK SANZACはコタキナバルでは環境教育への取組に熱心な学校として、また、敏腕の名物校長がいることで知られています。教育局から連絡をもらってすぐ、SANZAC側に連絡を取り、テレビ会議の日程、スケジュールの打ち合わせを行いました。本番まであまり時間がなく、プレゼン内容の確認もほとんどできず、直前までかなりやきもきしました。

会議当日、1時間前にSANZAC校へ行ったところ、皆既にリハーサルを1回終えたところでした。マレー、中国系、カダズンドゥスン系の子達がそれぞれの民族衣装をまとい、さらにはこちらの伝統舞踊の服装に身を包んだ女子生徒たちの姿も見えます。名物校長Rosminahさんの統率力を改めて見せられた思いです。それぞれの言葉を交え、日本語の挨拶まで取り入れ、国際色たっぷりのプレゼンです。

会議は無事に1時間で終了。大成功のうちに幕を閉じました。SANZACの生徒さんたちの日本への関心は高まった様子ですが、次回の11月の会議に向け、そのモチベーションを維持させながら、自然環境保全活動にどうやって参加させていくのかが今後の課題です。

今回の交流が教えてくれたことは、マレーシアの子供たちの多くにとって、日本は憧れの国であり、日本の子供たちとの交流には高い関心があるということです。今後も、日本の子供たちとの交流する機会は出てくると思われますが、国際交流と自然環境保全をどう結び付けていくのかのひとつのヒントになったように思われます。このヒントが11月のテレビ会議や、今後の学校間交流の中で成果に結びつくよう示していきたいと考えております。

 

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