雪国と常夏の子供たちをインターネットTV会議でむすぶ
2004.03.05
1月に計画をご紹介した(下の記事)北海道釧路市立柏木小学校とサバ州のタンパルリ中高校とのTV会議による環境教育の交換授業を行いました。

雪が降っている釧路と暑いサバの様子を伝えあいながら、お互いの環境教育の成果の交換、クイズの交換などで盛り上がりました。その様子は以下のページの写真でご覧ください。

http://www.bbec.sabah.gov.my/NewsEvent2004.htm

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日本とサバ州の環境教育学習を交換する試み

2004/01/1
井口 次郎

 BBEC環境啓発コンポーネントでは教員、政策決定者、開発事業者、NGO、ジャーナリストの五つのグループを主要なターゲットとして、生物多様性保全に向けて彼らが行動を変化させるモデルづくりをしています。このうち、教員については、自然保護の重要性を生徒達によりよく教えるようになることを目標としています。

 日本の学校との環境教育についての交流は、その一環であり、交流を通じて、教員が環境教育に関心をもち、環境教育の能力を高めることが期待されます。

 Tamparuli中高校は、日本との交流の最初のモデル校であり、今年の10月から、釧路市立柏木小学校と電子メールの交換をはじめました。Tamparuli中高校からはモクタールディン・ハルン先生、柏木小学校からは川崎民子先生がそれぞれの学校の紹介や、環境教育活動を紹介してきました。近々、両校をテレビ会議(テレスクリーン会議)の設備でつなぎ、教師・生徒が交流相手の顔を見ながら、環境教育活動の発表や、今後の交流のアイデアについての話し合いをすることを予定しています。

 なお、Tamparuli中高校は生徒数1670名。教員数80名。マレーシアの中学校で一般的な、午前と午後の二部制をとっています。サバ州州都コタキナバルから、キナバル山に向かう道を車で40分ほど行ったところにあります。トヨタ財団の環境教育省を受賞したこともあります。

 また、釧路市立柏木小学校はNHK教育テレビ「たったひとつの地球」という番組を軸に集まっている全国の小学校のひとつで、番組にも出演したことのある環境教育に積極的な学級です。同校の概要や同校が行っている環境教育については以下のホームページをご参照下さい。

http://www.kashiwagi-e.kushiro.ed.jp/ 

 日本の学校は、4月にこちらに短期専門家(環境コミュニケーション)で来ていただいた関西大学久保田賢一教授から紹介されています。上の2校以外にも関西の高校がサバ州との環境教育の情報交換や現地訪問を開始しています。

 プロジェクトとしてのターゲットは教員であることから、まずは教員レベルでの交流を重視しています。とは言っても、教員をターゲットに選んだのも教員から子供への波及効果を狙ってのことですから、今回の交流に生徒達もどんどん参加してこそ、教員啓発のモデルになると考えています。ちょっと前に柏木小学校から、子供たちの手書きの手紙と同校が出演したNHK番組のビデオを一緒に送る準備をしています。

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