重要種の生息域を管理するための統合的取組手法の構築
2003/10/10
坪内 俊憲

タビン野生生物保護区、セガマ河下流域、クランバ保護区の哺乳類チェックリストを検討し、地域村落を含む多数の人々にとって保全のために有用な形態で出版準備を進めています。鍵となる種のモニタリング方法案を地方野生生物局職員、保全対象地域村落住民と話し合いを通して作成しています。

クランバ、タビン野生生物保護区を結ぶ生息域生態系の鍵となる種は選定されました。提案地域の村落社会調査を実施し、村落住民にとって重要な種が明確になり、住民を主体としたモニタリングに関する基礎情報が整備されました。鍵となる種のモニタリング方法案を作成し、実施に向けて検討を開始しました。モニタリングに使用する資料として哺乳類チェックリストを作成中です。

新規に申請中の野生生物保全区域の周辺に位置するティドン族のディドン、パリット、及びダガットの3カ村を対象として社会経済調査を実施しました。住民集会を大多数の村民を集めて、社会調査開始前後に開催しました。調査前集会では社会調査の目的を説明し住民の感じている問題について話し合いました。調査後集会では調査結果概要を住民に報告し、今後のBBEC活動について話し合いました。調査においてダガット村住民から良好な協力を得ることができました。しかしながら、他の2カ村での反応は必ずしも良くなかったのが、今後の課題です

(3) 地域村落の経済的インセンティブを特定する調査し、村落住民を保全活動に主体的に参加してもらうために必要な情報を主周しました。森林局及び土地測量局の協力を得て、村落住民を組み入れた総合管理計画策定作業に必要な資料の整備が進んだ 科学技術室と協力してセガマ河下流域生物調査最終日にティドン村において現地の小学生と住民を対象とした生物調査展示会を実施しました。

保全区域設置に向けて政府機関の調整が進められました。文化・技術・環境省から主席大臣府に野生生物保全区域設置提案書が提出され、政府関係部局内での検討が進み、おおむね良好な意見が提出されていますが、予断は許しません。土地測量局が野生生物局からの保全区域設置提案を受け、セガマ河下流域野生生物保全区域設置対象地域の全ての土地割当区分作業は停止されました。

 

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