サバ住民の環境意識向上のための活動
2003年1月
井口 次郎
9月半ばから「環境啓発事例調査」を実施し、サバ州において政府機関・NGOがこれまで実施してきた26件の環境啓発活動について、それぞれの活動内容や成果の評価を行いました。本調査ではWWFマレーシアに取材や報告書草稿のとりまとめを委託しました。本調査に関し、本コンポーネントのワーキンググループによるワークショップを計3回実施し、調査結果の吟味とWWFマレーシアへの指示を行いました。調査の結果、今後本コンポーネントで計画・実施する環境啓発キャンペーンに対する多くの教訓が得られました。調査は終了し、現在最終報告書出版の準備をしています。

環境啓発事例研究が完了し、サバ州でこれまで実施されてきた環境啓発活動の内容が明確になり、それらの活動が抱える課題についてある程度の分析がなされました。また、「一般市民自然保全意識調査」(アンケート調査)のプリ・テスト実施により、サバ州住民の自然保全意識の一端が明らかになりました。


本プログラムを一般市民に知らせることと、またプログラムの適切なシンボルとしてのロゴを選定することを目的として、「BBEC Logoコンテスト」を実施しました。大学や専門学校、政府機関などへのポスターの配布、Web HP、ラジオ番組などを通じて、作品を募集したところ、56名から75作品の応募が得られました。州官房長、4コンポーネント長、JICAチーフアドバイザーで構成する選定委員会が、応募作品の中から本プログラムのロゴ(図1)を選定しました。


図1


図2


図3

10月にBBEC Newsletter第一号(図2)を1,000部発行し、プログラム実施機関および関係者に配布するとともに、環境保全関連のセミナー・会議などで配布しました。


国営ラジオ局RTM1での「BBEC紹介」番組の収録を継続して実施しました。今期には合計5番組が放送されました。それぞれの番組の内容は、11/27放送の科学技術室局長による環境啓発コンポーネントの紹介(英語)、12/4放送のITBC局長による研究教育コンポーネントの紹介(英語)、12/18放送の野生生物局副局長による生息域管理コンポーネントの紹介(英語)、12/18放送の科学技術室職員Lina Mohamad Linによる環境啓発コンポーネントの紹介(マレー語)、12/25放送の草野チーフアドバイザーによるBBECへの日本の協力についての説明(英語)です

国営ラジオ局RTM1での番組放送、クロッカー公園での展示会・自然環境教育、BBEC Logoコンテスト、ニューズレター発行・配布などのキャンペーン活動を試験的に実施してきました。これらをパイロット・キャンペーンと位置づけて評価・フィードバックをすることにより、効果的な一般向けキャンペーンを計画するための経験・知識が実施機関に蓄積されてきています。

 

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