ボルネオの自然環境を訪問して
 明石塾第六期生

今年1月にBBECプログラムを訪問しました、群馬県の明石塾から派遣された高校生達より、”ボルネオの自然環境を訪問して”と題し、感想をもらいましたのでここでご紹介いたします。

明石塾第六期生  小板橋 理美

日本の景色とは全く異なる熱帯雨林を見て、最初はとても驚きました。途中でスコールにあうこともありましたが、雨に濡れた木々の葉は鮮やかで美しく、私はあの時ほど自然や緑が美しいと思ったことはありませんでした。キナバル公園やマングローブクルーズなど、日本ではすることのできない貴重な体験を通してボルネオの自然を自分の体で感じることができました。コタキナバル市内でも緑が多く、本当に自然豊かな国だと思いました。そしてそれを守っている人々の活動、人が自然と上手く共存しているところなど、知ることができてよかったです。勉強になりました。
パームオイルの木も見せていただきました。発展をするために必要なものですが、裏を返せば、栽培のために自然が失われ環境破壊の原因となっています。もちろんそれだけが原因ではありませんが、あの豊かな生態系が失われていくこと、多種多様の植物、美しい自然を決して無くしてはいけないと強く思いました。




明石塾第六期生  小松 秀一郎

 今回、BBECの視察を通してボルネオの熱帯雨林が世界規模で重要であるが、現地のボルネオでは生活のために熱帯雨林を閥採し、アブラヤシのプランテーションを行わざるを得ないというジレンマ状態にあることを身をもって知ることができた。このような状態にあって、BBECのスタッフたちは、現地の人と折衝を重ね、相手方との妥協点を探り、環境と現地の人の経済面の両方を立てようと尽力されていることを知り、驚くと共にBBECのコンセプトに感じ入ってしまった。BBECは先進国側から「環境保護」を一方的に押しつけるようなものではなく、現地の視点に立ってプログラムを遂行しようとしているのだ。この考え方は国際社会全体に渡って重要な考え方だ。対象を保護しようとした時、その対象の周辺のものにアンバランスを与えてしまう。そのアンバランスをいかに軽減するかを対象の周辺からの視点で熟考しなければならない。
 BBECは国際社会で生きる大事な考え方を教えてくれたように思う。


明石塾第六期生  橋爪 諒

 私は熱帯のジャングルに行くというのは初めてのことで、今回の研修をとても楽しみにしていました。クロッカー山脈公園へ向かう道が険しく途中からバスを降りて歩くというハプニングもあり、まだ人の手によって拓かれていない大自然に胸を高鳴らせていたのを覚えています。現地に着くと、まず熱帯林のスケールの大きさに圧倒されました。日本では目にすることのできない、ビルの何階分もあるような大木や、離れた自分の所まで水が飛んでくる巨大な滝、複雑に巻かれた太い蔦などの写真をカメラに収めようと必死に動き回ったことも良き思い出です。
 しかし、このような自然が近年破壊されつつあるということもスタッフの方から聞きました。マレーシアが今発展しつつある国だという背景もあるのだろうと思いますが、やはり自然は人の手に破壊されてはならない永遠の財産であり、いかなる理由があろうとも守るべきだと思います。ですからBBECのプログラムは、そのような世界の抱える問題に対して、最前線で、しかも国籍を越えて向き合えるという点でとてもすばらしいと思います。
 この環境問題は日本も抱えているのではないでしょうか?環境と発展との調和こそが、国家を真の先進国にするということを学べたこの経験を一生の財産にしたいと思います。

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