トゥアラン郡役場での経験
2005/3/8
森実 麻生子(JICAマレーシア事務所)

 JICA新人OJT研修の一環で、BBECプログラムに1ヶ月入り、その中で2週間、トゥアラン郡役場に行くことになりました。
 ここでの経験は、例えて言うならば「初めてのお遣い」でした。というのも、それまでのOJT研修では、いつも先輩職員と行動を共にし、一人で外部の人に接触して何かに取り組むということがほとんどなかったからです。初めは意思疎通すら困難で、何から始めたらいいのかすらわからなかったのですが、数々のティータイムやマカン(食事)を共にするうちに、時にはチームメートのように、また時には親子のように郡役場の人たちとの関係を深めていくことができました。
 ここで学んだことは、JICAがカウンターパートにどのように見られているかということ、自分の話すことがJICAとしてのコメントに受け取られてしまう可能性があることを自覚すべきであること、客観的にJICAを見て得られた改善点・気付きなどです。様々なことを実体験を通して学ぶことができました。
 今回の案件発掘調査は、あくまでも訓練であったのかもしれないですが、責任を持って仕事をすることの難しさ・共にやることの楽しさ・JICA事業が多くの人の支えなしにはやっていけないことをこれほどまでに痛感できるとは、正直自分でも思っておらず、ここでの経験は今後の自分のJICA人生の根っこになるのではないかと思います。この気持ちを一生忘れずに持ち続けていきたいと思います。

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