ダガット村ホームステイを体験して-テングザルと私-
2005/3/7
南雲 孝雄(JICAマレーシア事務所)

 

我々JICA新入職員3名は、2月25日から27日まで、2泊3日のダガット村エクスカーションに参加しました。BBECプログラムが、国際セミナー後の視察旅行として企画したものです。サバ州の州都コタキナバルから飛行機でラハダトゥ空港まで1時間。そこから広大なプランテーションとタビン野生生物保護区を4WDで横断すること3時間、さらにそこからボートに乗り換え、タビン川を下ること2時間かけ、ようやく目的地のダガット村に到着しました。

途中のタビン川下りでは、運良くテングザル、カニクイザル、シルバーリーフモンキー、レッドリーフモンキー、ブタオザル達に会うことができました。特にテングザルに至っては、6グループも確認することができました。ヒトを警戒する様子もなく、お尻をかきながら、川下りをする我々を眺めています。テングザルは、体つきや仕草はヒトに似ており、どこか愛嬌があります。

「オイ、ちょっと見てみろよ! オレたちに似た連中がボートに乗っているぞ。鼻が低く、手足も短い。腹も出てなくて何だかかっこ悪いな。どうしてあのような体型なんだろうね? 動きにくいだろうに。」しきりにカメラのシャッターを押すヒトを見ながら、このような会話をしているのでしょうか。

今回の旅行は、私にとって初のエコツアー参加ということもあり、大変興味深く、終始興奮していました。人間と自然との共生のあり方、プランテーションの功罪、慎ましく暮らすダガット村の人々の幸せとは、テングザルは何を考えているか等、2泊3日のツアーを通じて、大いに考えさせられました。そこで気づいたのは、自身の圧倒的な知識の不足でした。

ツアーの2日目、オランウータンの森を取り戻すため、ランブータンの木を植林しました。村のガイドの話では、この日植えた木は3年後に実をつけるとのこと。是非とも、3年後にもう一度ダガット村を訪問しようと思います。その時には、今回のツアーで見えなかったものが少しでも見えるようになれればと考えます。

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