キノロソドン村のエコツアーに行って・・・ひとつの場所でみんなと楽しい時間を過ごし、眠くなれば寝る

 丹羽 沙織 
 日本で暮らしていて、日常では体験の出来ないことを体験したい、日本の都会にはない自然を肌で感じてみたい、また森林破壊が問題になってはいるが実際自分の目では直視したことがなかったので現実を見たいという気持ちでエコツアーへ参加しました。町からキノロドソン村へいくまでに森林が切り開かれている状況を目にすることが出来ました。多くの村の人々が炎天下の中、Tシャツ、短パン、砂埃の中で作業をしていることに自分たちの生活水準の高さや贅沢な生活を送っていることを身にしみました。この思いはこの3泊4日のツアーの間、幾度となく感じた思いです。今回コーディネーターをしてくださり、私たちのホームステイ先であり、その村の村長であるキヌスさんに、「森林破壊についてどのように考えているのか?」と尋ねると、「森林破壊は反対だ!けれど森林を切り開く作業によって得られる賃金で生活費を得ているからやむをえないと」いう答えを頂きました。森林を壊したくないけれど、政府にするように言われるし、生活をするためには仕方がないという悪循環・・・この悪循環をすこしでも和らげるには私たちのような外国人が訪れて、お金を使いそのお金が村の人たちの生計を支えることにつながれば、そして森林破壊という一見近くに感じられないのを自分の目で見て感じて考えることが必要なんだと思いました。また、ジープの荷台にのってのロギングは始めての体験でした。30度以上はあるであろう坂道を登ったり降りたり、川をジープで渡りきったり。驚いてばかりでしたが、1時間以上も自然を真横に、思ったことは「こんなにたくさん熱帯雨林があるように見えるけれど急激になくなっていっているなんて考えられないなぁ。」という思いです。けれど、いざ頂上のほうに着くとちらほらと見える森林を崩した状態や、切られた木が置かれていたり、見渡してみることで「森林破壊は着実にすすんでいるのだ。」と感じました。確かに、短期的に見れば、直接目にすることも出来ず、気付かないことであっても長期的に見ればそれは私たち自身の生活環境を自分自身で破壊していることになるのだ・・・私たちは今何をできるのかな?!と考えさせられました。

最近、日本では時間に制約されてばかりで、家族であっても会話なく1日が過ぎてしまうという家庭も珍しくないのかもしれません。けれど、村で暮らす中で感じたことに、「ここでは、時間に縛られることはないなぁ」ということです。お腹の空いたときにご飯を食べて、夜には村の人が集まってギターを弾いたり歌を歌ったり、そこにいる人がみんな笑顔で、ひとつの場所でみんなと楽しい時間を過ごし、眠くなれば寝る。村の人たちはとても温かみがあって人と人のつながりの重要さを感じる生活を過ごすことができました。

 
上へ
 閉じる

JICA