セガマ河にすむティドン族ダガット村: 雑音のない静かな森の中で静かに河に浮かんで

西 優美
今回のエコツアーは、今までに体験したことのないことばかりでした。思っていたよりも人々は現代化していて、楽器や運動用具などもそろっていて快適な生活が送れました。ティドン族の方は、みなさんとても優しくて今でも思い出すともう一度お会いできたらと強く願います。村の人々は特に若い方が独学で英語も勉強されている方が多く、ホームステイとしては最高な場所でまた戻りたいなと今も感じています。

コタキナバルからの交通に関しては、行きは飛行機、バス、船と9時間ほど時間をかけたことには、熱帯雨林の奥地に向かっている感じがしてあまり苦痛ではありませんでした。バスで向かっている途中は左手にはプランテーション、右手には手のつけられていない自然の森、と道をはさんで景観の違う森の中を駆け抜けていくことは圧倒されてこれからはどうなっていくのだろうかと考えました。隊員の方には少しお話を伺うことができましたが、もう少し移動途中でもどうしてこのようにプランテーションが拡大されてきたのか、などの説明があればいいと思います。エコツアーに参加した人も興味をもてると思います。しかし、長時間の移動は体調が優れない人や体の弱い人にとっては少しきついのではないでしょうか?途中でお昼休みを取らせていただいた場所の近くに飛行場があるとおっしゃっていましたが、そこは使うことはできないのですか?私たちが去った後には年齢層の幅が広いグループがエコツアーに参加されたようですが、移動はどのようにされたのでしょうか。船での移動は2時間であってもとても気持ちがよくて周りが全て木々の中を走り抜けていくことはとても不思議な気持ちになりました。私の一番好きな移動手段です。

エコツアーの内容に関して、ナイトクルーズは本当に感動しました。1日目の夜は蛍の木を探しに行きましたが、あんな数の蛍は今までに見たことがありませんでした。また、蛍が飛び交う夜空には数えられない星を見ることが出来て大変感動しました。その時にも相談されていましたが、もう少し蛍の話や、村に来て1日目なので、村の伝統のお話などをされるのもよいかと思います。2日目のワニの目探しは個人的にはすごく怖くてドキドキしていました。けれど、雑音のない静かな森の中で静かに河に浮かんでいるのは神秘的ですごく心が安らぎ、この2つのナイトクルーズはとても好きでした。

しじみ取りは楽しかったです!ズボズボと足が落ちていきましたが、村の人たちが手を差し伸べてくださってしじみの在りかを教えてもらって自分で大きなしじみを手にしたときは感動でした。

バドミントンが得意なおじさまが薬草を実際に採ってきて下さり様々な薬草の説明をしていただきました。私は実際虫に噛まれていたので薬草を塗っていただいたのですが、このように実際に試させてもらえると直るかどうかドキドキするし薬草も覚えられるのでいいと思います。参加者にさせることは参加者の記憶にも残るし、大切だと思います。また、奥様たちに教えていただいたラタンの木で作った民芸品も難しかったのですが、楽しくて作ることに没頭してしまいました。

最後に行った一人一人が色々な種類の木を植える作業はとてもよいと思います。私はカレー粉の木を植えたのですが5年後には大きくなっていると言われたので、ぜひ見に行きたいなと楽しみが増えました。しかし、木も用意していただいた物です、もう少し何が私たちが彼らにできたのかを考えて行くべきでした。

あと、散策にはオラウータン探しと湖に2回連れていっていただきましたが、オラウータンは見られなかったものの、とても湖は美しく、森の中もヒルが出てこないか恐怖でしたが、森の中は涼しくてとても気持ちがよかったです。その中で、気になったのは散策をしている時に大きなトラックがポツンと草むらの中にあったことでした。その時に村の人が、これは昔森林伐採企業が入ってきたときに置いていったものだとおっしゃられました。何かすごく寂しい気持ちになりました。もう熱帯雨林の奥地にまで手を伸ばす人が出てきているんですね。こういった説明も参加者の方にされるとよいと思います。オラウータンを探しに散策に行った時には、村の人々はたくさんオラウータンの巣があるとおっしゃられたのですが私達にはちょっと木に影があるかな??くらいにしか分かりませんでした。私たちが用意しなかったのもありますが、望遠鏡があればなぁ…と思いました。

今回のエコツアーでただ残念だったことは、オラウータンやゾウの群れに会うことができなかったことです。ツアー前に坪内さんに見せていただいたビデオにはゾウの群れが映っていたので大変楽しみにしていました。大変かと思われますが、あらかじめどこにオラウータンがいるのかを見当をつけておくのは不可能でしょうか?ボルネオ島といったらみなさんオラウータンを期待されるかと思います。

食事については文句なしです!すごくおいしかったです。私はサハンさんのお家にホームステイさせていただいたのですがサハンさんとホストマザーのロッサーナさんが作ってくださったご飯はすべておいしかったです。大きなしじみに手のひら以上の海老!!全て新鮮で、毎回味付けを変えてくださってどれもおいしくて食べ過ぎてしまいました。やはり日本人の体質には合っているのですね。お菓子もココナッツで作ったものや、パンケーキなどおいしかったです。

最後に若い子達と仲良くなれたのは帰る日の前日だったのでもう少し早く仲良くなれればうれしかったです。お互いにどう接していいのか少し迷ったのだと思います。言葉が通じなくても冗談は通じるし、もっと同年代の子達と話したかったです。初日にもっとお互いに仲良くなれるように夕食会を開くのはどうでしょうか。

次に行くときはマレーシア語を勉強して、ティドン語も覚えて帰るくらいの勢いで訪れたいと思います。

坪内さん、貴重な体験をたくさんさせていただいて本当にありがとうございました

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