TV会議でつながるコタキナバルと東京の中学生たち

 2004.10.29 

BBECプログラムではサバ州の学校向けの環境教育の一環として、テレビ会議システムを使った日本の学校との交流を進めています。テレビ会議とは、インターネットを通じて遠隔地の映像をテレビやプロジェクターを使ってスクリーンに映し、相手の顔を見ながら話し合いをすることことです。マレーシアと日本の子供たちがスクリーンに映った相手の姿形、顔の表情などを観ながら、環境問題への取り組みを紹介し合います。学校の窓の外を映したり、授業で作った作品を見せ合ったりもします。合間にはゲームをしたり一緒に歌ったりすることで、遠く離れた異国の子供たちがお互い身近に感じることができます。異国の同世代との交流が刺激となって、テーマとしている環境問題にも関心を持ってもらおうというものです。

 

 日本側で途上国理解学習を進めているNGO、YOUPLIDの細井ななさんから以下のような報告が届いています。(草野)

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 9月21日に、学芸大附属世田谷中学校で、各学年から選ばれた代表者による第57回スピーチコンテストが行われました。

 その際、サバ州の学校と第1回テレビ会議の感想を発表した中学2年生の生徒のスピーチも代表に選ばれました。

 コンテスト前の17日の授業の終わりに、生徒のひとりから、「これ見て下さい!」と、テレビ会議の感想を記した原稿を見せてくれました。とてもよくまとまっていたので、BBEC関係者の皆様にも見ていただきたくなり、送付させていただきます。

(なお、原稿中のtheme-studyとは、開発教育の授業YOUPLIDの授業を意味します。Mr. Otaは、世田谷中の英語の先生だそうです)

A Great Experience

TANIZAWA Yuki
Hello everyone.
I like my theme-study because we can visit many places.

This summer, I visited JICA with other members to attend the “Malaysia-Japan Student TV Conference”. It means that we talk with Malaysian students on TV. JICA TV Conference screen is clean and large.

At first, we prepared for our meeting. We thought about what we should talk about. Then, the meeting started. I was very nervous, but the Malaysian students did not look nervous. They were not shy and were very friendly. So I was surprised.

We talked about some problems in the world with each other. I knew that the Malaysian students had tried to do something good for the earth. I found that they had their own ideas. At the meeting, they spoke very fast. So it was difficult to understand their English and it was even more difficult to speak English. Mr. Ota always says, “Let’s try!” So I tried to speak English as much as I could.

I think that it is important to try to challenge something. The meeting finished. It was a great experience for me.

Thank you for listening.

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 世田谷中学校とサバ州SANZAC中高校(マレーシアでは日本の中学と高校に当たる学年は一つの学校で通しで学ぶ)とのTV会議交流は今後も続きます。第2回目は11月5日です。環境教育の専門家として派遣されている田儀耕司さんが準備状況を日本にいる細井さんに次のように知らせています。

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細井様 いつも大変お世話になっております。

 昨日、SMK SANZACに行き、打ち合わせをして参りました。リハーサルは11月3日になりましたので、残念ながらSANZAC側からのペーパーは3日にならないと出てこなさそうです。ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承下さい。

 SANZAC側から予想されるプレゼンテーションは大体以下の通りだと思われます。

1.学校内の活動:校内の全クラスに小さな「庭」があり、それぞれのクラスがテーマを持って作っています。中にはカメやウサギを飼っているクラスもあります。

2.野外学習

1)コタキナバル市野鳥公園:10月2日に先生6名、生徒16名がコタキナバル市内のリカス地区にある、野鳥公園を訪問しました。野鳥公園のスタッフから、公園の概要説明を受けた後、野鳥公園内を散策し、サギなどの水鳥

や、貝類やカニ類を観察しました。その後、マングローブの植樹活動に参加し、生徒たちが感想を述べあった後、午後1時に同公園を後にしました。

2)クロッカーレンジ公園イノボン・サブステーション:10月12日、先生3名、生徒15名がクロッカーレンジ公園内にある、イノボン・サブステーションを訪れました。サバ州公園局のスタッフから、クロッカーレンジ公園に

関する説明を聞いた後、2グループに分かれて、2つの遊歩道に入り、自然観察会を行いました。その後、各生徒が拾った植物の葉について、公園局のスタッフから説明を聞きながら、発表会を行いました。昼食後、午後1時過ぎに公園を出発し、学校に戻りました。

 なお、クロッカーレンジ公園については、BBECのホームページを、コタキナバル市野鳥公園については、以下の頁をご参照下さい。

http://www.sabah.org.my/kkcbs/page1.htm

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 東京の細井さんから、世田谷中学校ではこれまでの途上国理解学習の授業風景を写真を使って紹介し、それに引き続き「子ども」「環境」のプロジェクト発表を準備しているという連絡が入っています。

 今度のTV会議では、子供たちは何をお互い感じ合うのでしょうか?とても楽しみです。こうしてお互いの文化や考え方の違い、地球環境のことを伝え合い学び合い、国際的な視野を持った大人に育ってくれると良いですね。(草野)

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