ジャングルの奥深くの村:テリアン
2003年1月
草野 孝久(写真©T.Kusano)

Crocker Range公園(CRP)周辺の地域社会と公園管理との関係について、調査を続けています。この公園は、1984年に国立公園(管理は州営)に指定されてから、十分な管理がなされてなかったために、公園内では原則一切の居住や生産活動を禁止しているにも関わらず、村落が存在し焼き畑が行われています。その現状を把握し対策を立てるために、調査を続けます。

この村は、テリアンと言い、主要道路から公園内の山道(幅数十cmの獣道のようなもの)を登ったり下ったり7時間歩き続けてやっとたどり着きました。ジャングルの中を歩き続けると、汗で衣服は水を被ったようにびしょびしょになります。村について、渓流に丸ごと体を沈めて冷やすのは、この上のない贅沢です。

集落には山肌に20軒近くの家が点在します。近くの3カ所の集落と併せて50軒ほどで村を形成しています。陸稲ができるところは限られていて、タピオカ(キャッサバいも)を主食にしている家が多いようです。雨の降った日は家でごろごろ過ごすので、訪問するとタピオカの粉を発行させたタパイというどぶろくのような酒を振る舞ってくれます。

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