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サバ州には221種の陸上哺乳類が分布します。このうち104種はコウモリ類です。哺乳類の中でも特に注目されるのは次の5種です。1.オラウータン。2.アジアゾウ。3.スマトラサイ。4.テングザル。5.バンテン(ジャワウシ)
オラウータン
オラウータンの親子(セピロック)
サバ州東部の低地熱帯林に主に分布します。サンダカンの西にあるセピロック、タビン野生生物保護区、ダナムバレー森林保護区などが主要な生息地です。セピロックには、野生生物局のオラーウタンリハビリステーションがあり、保護個体への給餌状況を観察することができます。西部のクロッカー山脈公園にも少数の個体群が生息します。州全体で1万頭から2万頭生息するといわれますが、正確な数は不明です。オラウータンの親子(セピロック)
アジアゾウ
アジアゾウ(タビン野生生物保護区近く)
ボルネオではサバ州東部の一部にしかアジアゾウは分布しません。このため、もともと生息していたのでなく、17世紀ごろスマトラか大陸部東南アジアからもちこまれたものが野生化したとの説が有力です。サバ州には1500頭ほど生息していると推定されています。タビン野生生物保護区には200-300頭生息しています。これ以外では、ローアキナバタンガンや、ダナムバレー東部の森林などが主要な生息地となっています。
スマトラサイ
スマトラサイ(セピロック飼育個体)
アジアゾウと同じく、サバ州東部のタビン野生生物保護区やダナムバレーに生息しますが、生息地はずっと狭く限られています。生息数は州全部をあわせて50頭前後と考えられていて、保護対策が最も必要な種の一つです。野外での観察は困難です。セピロックのオラウータン保護センターに隣接して、スマトラサイの飼育場がありますが、繁殖への影響を避けるため通常は非公開です。
テングザル
テングザル(サンダカン、ラッブク湾)
低地の河畔・湿地林やマングローブ林に生息します。サバ州東部では、ローアキナバタンガンやラッブク湾沿岸などに飛び飛びに生息地があります。サバ州西部では、コタキナバル市の南西部、ビンスロックとパダス川の河口域沿岸のマングローブ地帯にも分布します。生息地に行ってガイドを頼めば、比較的容易に観察することができます。
バンテン(ジャワウシ)
バンテン(ジャワウシ)(Payneら、1985より)
普通のウシよりやや小型で、白いソックスをはいたように、足のかかとから下が白いのが特徴です。アジアゾウやスマトラサイと同様、サバ州では東部の低地にのみ生息します。タビン野生生物保護区の北側からクランバ野生生物保護区にかけての湿地帯が最大の生息となっていますが、アクセスは困難です。
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