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ボルネオの自然
タワウ丘陵公園

2003年2月
米田 政明

アクセス

サバ州の南東部、インドネシア領カリマンタンとの国境近くに、サバ州公園局が管理するタワウ丘陵公園(Tawau Hills Park)があります。面積は27,972haと、クロッカー山脈公園やキナバル公園に比べると小さいのですが、名前のように丘陵林を主体とする公園です。公園はタワウ市の北側、街から約20km離れたところにあります。タワウ市からは、ミニバスかタクシーを利用して20分程度です。新しくできたタワウ国際空港からは1時間以上とちょっと遠いのですが、シパダンへのダイビングのついでに立ち寄ることができます。公園内にジャングルロッジがあります。公園ゲート近くの園地でキャンプも可能です。


タワウ丘陵公園の自然

ルシア山(1180m)を中心とする公園北部の丘陵は、タワウ市の水源となるタワウ川を始め、周辺地域の水源地となっています。周辺地域のほとんどがアブラヤシのプランテーションとして開発された中で、公園内にはサバ州東部の貴重な自然林が残されています。公園内の森は、低地林から丘陵林で構成されるため、公園のシンボルとなっているサイチョウを始め、ミューラテナガザル、クロイロリーフモンキー、カニクイザルなど霊長類が多く生息します。公園ゲート近くのタワウ川沿いには、園地があり休日には市民でにぎわいます。タワウ川沿いに上流部にむかうと、ガラス滝や温水の湧き出るホットスプリングがあります。サバには火山はほとんどありませんが、タワウ丘陵周辺だけは、数千年前に噴火した火山帯となっています。公園中心部のルシア山への登山道もありますが、片道10kmで頂上への往復には急いで丸1日かかります。


タワウ丘陵公園正面ゲート


市民でにぎわう公園ゲート近くの園地


タワウ川沿いの低地林


ガラス滝(Air Terjun Galas)


温水湧き出し地

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