BBEC
ボルネオの自然
DNAを用いた解析?遺伝子レベルから生物多様性保全を考えるために?

2002年10月
高野 温子

2002年10月、サバ大学の熱帯保全生物学研究所(ITBC)にて、研究所のスタッフ

を対象に、生き物の細胞からDNA をとりだし塩基配列を決定するまでの1連の実験方

法と、その原理について指導しました。


DNA を解読するためには、以下のような3つのステップを踏みます。

1. DNA抽出:タンパク質や脂肪など、細胞に含まれるDNA以外の物質を取り除く操作を行います。

2. DNA増幅:抽出したDNAを鋳型に、特殊な試薬と機械を用いてDNAの1部を集中的に増やします。

3. 塩基配列の解読:2の実験で増やした大量のDNA断片をもとに、特殊な試薬とシークエンサーと呼ばれる機械を用いて、DNA塩基配列を決定します。


どの実験も操作はそんなに難しくはありませんが、どうしてその操作を行うのかを理解していなければ、実験が失敗したり、なにか問題が起こったときに対処できません。技術移転の際には、実験の各段階で「なぜその操作を行うのか」を十分理解してもらえるように配慮しました。


サバ大学学生にDNAラボの使い方を教える高野温子専門家
(写真:草野 孝久

 

上へ
閉じる

JICA