BBEC
ボルネオの自然
クロッカーレンジ公園の自然を知る展示会と環境教育

2002年9月6-7日
草野 孝久

「CRP 科学遠征調査」実施中のUlu Kimanis村のベースキャンプにて、9月6日-7日の2日間、研究教育・公園管理コンポーネントと共同で「科学調査中間発表展示会」と「青少年自然環境教育」を実施しました。「展示会」には、観光環境科学技術省副大臣、サバ大学学長、公園局長、Papar郡とKiningauの郡長などの来賓のほか、地元住民、新聞記者など約150名が来訪し、今回の調査で採集された昆虫や植物の標本および生態系の仕組みを説明するポスターなどの展示を観覧しました。

「環境教育」には、Kota Kinabalu市内の5つの小中高校から45名の児童・学生が参加し、サバ大学や公園局の職員から森林生態系と生物多様性についての説明を受けたほか、原生林の体験観察を行いました。生徒達は焼き畑された森やざっさいが行われた森と原生林の違いを肌で感じ、保護の重要性を理解して帰ってくれたものと思います。引率の先生たちから、「こうした実際に自然観察をし、研究者や公園のレンジャーから話を聞くのは非常に意義があるのでもっとやって欲しい」旨の発言がありました。環境教育は当地のカリキュラムにはなく、生物や理科の事業も教材や手法が十分に開発されていないので、若者の環境意識を向上するためには、直接学校教育に組み込める環境啓発事業も検討していきたいと思います。



仮設の展示会場


展示会を訪れた近隣の村人


子供達にウツボカズラについて説明するサバ大学のアハメッド講師


子供達にカエルについて説明する京都大学松井教授


高校生に原生林内の生態を説明するサバ大学研究員


焼き畑の影響を観察する子供達

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